「握られたマイク」
津波が発生した東北地方では
残念ながらたくさんの方が津波の被害に遭われました。
心よりご冥福をお祈りいたします。
大部分は逃げ遅れた方ですが
逃げ遅れた人を助けるために、
あえて津波の方向へ消防車を走らせ
津波に巻き込まれたという消防団の方がいたと聞きました。
我先にと逃げてしまいそうな場面で、
ひとりでも多くの方を救いたいと思った「勇ましさ」。
本当に素晴らしいと思います。
後日、見つかった消防車の中の右手には
「高台に逃げて下さい!」と力の限り案内したマイクが
握りしめられていたそうです。
自分だったら、そんな行動がとれただろうか。
深く考えさせられました。
どうか、ご遺族の方の気持ちが癒され
一日でも早く笑顔が戻りますように。